では、太陽光発電のしくみはどのようなものでしょうか?
屋根に取り付けた太陽電池パネルで太陽光を受け、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、それをパワーコンディショナーで直流の電気から交流に変換し、家電製品に使えるようにします。

仙台における年間予測発電電力量は一般家庭の標準システムで約4,346kWh(※1)。一般家庭の年間消費電力は約4,490kWh(※2)ですので、自宅でまかなえる電力は約98%にものぼります。余った電力は電力会社に売ることができ、これらを含めると年間で約10〜11万円の電気代を節約することができるのです。地球環境にやさしく、家計にもやさしいのが太陽光発電です。

(※1) 太陽電池モジュールCS-N-20K5-20枚(3.8kWシステム)で計算した場合、仙台地区を例にとると、年間予測発電電力量は4,346kWです。
(※2) 住環境計画研究所「家庭エネルギーハンドブック99」(19997年度値)


都市名 年間予測
発電電力量
札幌 4,441kWh
仙台 4,346kWh
東京 4,239kWh
名古屋 4,652kWh
大阪 4,441kWh
高松 4,729kWh
福岡 4,280kWh
那覇 4,623kWh
試算条件:CS-N-20K5-20枚、方位:真南、傾斜角:30°
新エネルギー産業技術総合開発機構/(財)日本気象協会「日射関連データの作成 調査」(平成10年3月)の日射量データを用いて算出しております。
太陽電池容量と実際の発電量

※太陽電池容量(「3.24kWシステム」などのシステム容量)は、JIS規格に基づいた太陽電池モジュール公称最大出力の合計値で、実際発電量(最大値)を表すものではありません。

温度上昇による損失のほかに、パワーコンディショナーの損失、配線や回路の損失・受光面の汚れによる損失があります。

太陽電池容量から、全ての損失を差引いたものが実際の発電量(最大値)になります。

実際の発電量(最大値)の目安として、快晴の天候で正午頃の発電量は、HIT太陽電池で太陽電池容量の75%〜85%、単結晶/多結晶太陽電池で太陽電池容量の65%〜75%になります。

太陽電池損失(素子温度上昇による損失):12〜2月…6%、3〜5月/9〜11月…9%、6〜8月…12%
パワーコンデショナ損失:5.5%
その他の損失(受光面の汚れ・配線・回路ロス):5%

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